歩き旅に行こう

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のんびり散歩の備忘録

よこすか海岸通り 浦賀~横須賀その3

観音崎海水浴場からはボードウォークを歩いた。 浅瀬の岩場を眺めながら、コツコツと響く足音がリズミカルだ。 走水港に出る。 港の風景を見るのも、この旅最後になるのかもしれない。 100mにも満たないような砂浜を見つけたので休憩にした。 静かな海。 波…

観音崎公園にて 浦賀~横須賀その2

観音崎大橋を渡り、多々良浜へ降りた。 この時は知らなかったのだが、初代ゴジラが上陸したのがこの場所だったそうだ。 それで巨大な足形があったのか、と合点がいった。 そのまま観音崎公園に入る。 この一帯は明治時代に東京湾防備の要塞だったこともあり…

かもめ団地の朝 浦賀~横須賀その1

浦賀駅に降り立ったのは朝七時前。 三浦半島一周、第八日目は天候に恵まれた。 今日は目下のゴールである横須賀ヴェルニー公園を目指すつもりだ。 さっそく209号を下り、隙を見て裏路地に入り込んだ。 通勤や散歩の人たちとすれ違う。 もはや城ケ島や雨崎の…

ペリー公園を越えて 三浦海岸~浦賀その3

フェリー乗り場が見えた。 久里浜港を出ると東京湾を越えて、房総半島の金谷まで行くらしい。 この歩き旅が終わったらフェリーに乗ってみようか。 ふとそんなことを思いつく。 途中、ペリー公園で休憩を挟んだ。 ベビーカーを押した母親が先客だった。 石碑…

歩くということ 三浦海岸~浦賀その2

野比海岸にある公園でちょっとばかり休憩。 雨崎から見えた三本の煙突のような物が、ずいぶんと近くに見えてきた。 そういえば鎌倉を出発したばかりの頃は、海の向こうに江の島を探してばかりだった。 それが今ではまったく違う景色を見て、探している。 大…

ハマヒルガオの海辺 三浦海岸~浦賀その1

三浦半島歩き旅、第七日目。 海岸に辿りつくと、大きな灰色の雲が覆いかぶさっている。 あのあたりは雨が降っているのかもしれない。 今日は三浦海岸に沿って浦賀まで歩く予定だ。 一面のハマヒルガオが風にそよぐ。 遠くの海は明るく、ときどき柔らかい日差…

暮らしの音に 松輪~三浦海岸その4

漁師さんが難しい顔をして、港から車へと引き上げてくる。 天日干しをしているのはひじきだと思う。 小屋の中からはかすかに、ラジオの音。 しばらく険しい岩礁を誰にも会うこともなく、ひとり黙々と歩いたからだろうか。 ひとの営みを感じて、なんだかホッ…

雨崎を歩く 松輪~三浦海岸その3

この崖を進む。 さすがに足がすくんでしまった。 次はこの岩場。 海に落ちないよう岩をつたう。 突き当たりの岩壁はロープを使ってよじ登らなくてはならない。 ところがこのロープ、 こんな造りになっているので些か遊びがあり過ぎる。 なのでいきなりぶら下…

三浦半島の秘境 松輪~三浦海岸その2

大浦海岸からの岩場は切り立っていて、足場が狭かった。 海面からの高さも出てきて、少々怖さを感じる。 遠津浜海岸に出た。 ここから雨崎までの間には崖などで区切られた海岸があるらしい。 陸路はあまり知られておらず、人もほとんど来ないそうだ。 実は今…

大浦海岸ひとり占め 松輪~三浦海岸その1

三浦半島一周歩き旅、第六日目。 きょうは前回の続き、京急バスの松輪海岸からスタート。 到着は朝八時過ぎになった。 215号の坂道を登り、畑の中を歩いていく。 ふたたび下り坂に差しかかると間口漁港が見えてきた。 港の奥のキャンプ場から海に出られるか…

盗人狩はどこだ 城ケ島~松輪その3

215号を歩く。 畑の向こうに海原が横たわる。 三浦半島を歩く中で何度も見ることのできる、大好きな景色だ。 遠くに大きな風車が見えた。 吸い寄せられるように陸橋を通り、宮川公園に到着。 近くで見るととても大きい。 若い母親が子どもを遊ばせていた。 …

さよなら城ケ島 城ケ島~松輪その2

馬の背洞門の上から島の地形を眺めた。 見事な海岸段丘だ。 そのまま城ケ島公園方面を向かおうとすると、海岸へ下りる急な細道を発見。 あまりひとは来ないような砂浜だ。 岩肌の苔や、波に揺られる海藻にこころ洗われる。 ゆらゆらと浮かぶボートを眺めてい…

馬の背洞門へ 城ケ島~松輪その1

三浦半島一周、第五日目。 きょうは城ケ島バス停よりスタート。 到着は朝八時をまわった。 三崎口でバスを待っている時は雨が降っていたが、島に着く頃には止んでくれた。 まずは商店街を通り、城ケ島京急ホテルの手前から海に出る。 浸食されて伸びていく岩…

城ケ島上陸 油壷~城ケ島その4

この交差点を曲がるといったん城ケ島大橋の下を通り、ぐるりと回って橋の入り口につながる。 けっこうな急坂だ。 ただし歩きの場合、橋の下に差し掛かったところから直接、橋上に出る階段があったのでショートカットできた。 有料橋だが徒歩はタダで渡れる。…

三崎漁港に到着 油壷~城ケ島その3

大粒の雨がバスを叩く。 窓をぽろぽろ駆けていく。 いったん三崎口の駅まで戻り、傘を買った。 およそ一時間のロスだったが、あのままずぶ濡れになるよりは良いだろう。 今ごろになって合羽の方が良かったかと思い至る。 まあいいでしょう。 この計画性の無…

海の天気は気まぐれ 油壷~城ケ島その2

頭上をたくさんのとんびが旋回している。 雲の流れがとても速い。 ちらほらと釣り人がいたものの、展望台を越えると全く人を見かけなくなった。 特徴的な模様の岩肌が、まるで覆いかぶさるような迫力で待ち構える。 海へと近づくと波しぶきが上がった。 なに…

まずは横堀海岸 油壷~城ケ島その1

三浦半島一周、四日目のきょうは曇。 夕方から雨の予報だが、きょうの移動は城ケ島までと距離も短いので、問題はないだろう。 スタート地点は前回の続き、京急バスの油壺から。 三崎口の駅から油壷行の終点だ。 到着は七時過ぎ。 ロータリーの雰囲気あるお土…

小網代湾へ 長井~油壷その4

三戸浜海岸に出たものの、すぐに堤防が行く手を阻む。 この後はいったん海を離れ、小網代の森を通って油壷へ向かう予定だ。 ふたたびキャベツ畑を歩く。 大規模な農地の開発がされているのだろうか。 大きなダンプカーが頻繁に走っている。 日差しが強くて、…

初声のキャベツ畑 長井~油壷その3

海岸沿いには進めないようなので、初声(はっせ)の住宅地を歩いた。 緩やかな坂道だ。 軽トラック一台が通れるくらいの道を歩いていると、何やら急に香ばしい臭いが。 目を凝らす。 なんと茂みのすぐそこ、何頭もの黒い牛が闊歩している。 飛び上がって逃げ…

荒崎の岩礁を歩く 長井~油壷その2

見上げた。 ぺたぺたと触ってみる。 地層のレールがどこまでも、シームレスに延びていく。 自然のトンネルをくぐって石橋を歩いた。 荒崎弁天島はすぐそこだ。 波がばしゃんと飛び散った。 その上をぴょんと、向こうの岩まで飛びうつる。 潮が満ちてきたら戻…

荒崎公園のカニ 長井~油壷その1

三浦半島一周、三日目。 きょう目指すのは油壷だ。 前回パニックに陥り(長井で大ピンチ 葉山~長井その2)どこまで歩いたのか分からなかったため、撮った写真とストリートビューを照らし合わせてスタート地点を割り出した。 長井港のあたり、藁をもつかむ…

長井で大ピンチ 葉山~長井その2

佐島漁港を通り過ぎ、そのまま213号を進むとあっという間に山道の雰囲気となる。 途中、山を切り崩していたのだが、地層がバウムクーヘンのように美しい。 この美しい地層が三浦半島を南方に下るにつれて海岸に表れ、わたしは後に、それに魅了されてしまうの…

134号から佐島へ 葉山~長井その1

三浦半島一周、二日目。 どんよりとした空色でスタート。 きょうは京急の三崎口駅を目指す予定だ。 出発地、葉山御用邸に着いたのは七時前。 この時期(三月下旬)の朝はまだまだ寒い。 134号に沿っていくと、じきに長者ヶ崎が見えてきた。 下に降りる道は見…

御用邸周辺を歩く 鎌倉~葉山その4

森戸海水浴場を歩く。 砂が深く、今まで以上に歩きにくい。 海上にところどころ防波堤があり、波が穏やかだ。 母と子が仲睦まじそうに貝殻を拾っている。 その奥にお社が見えた。 森戸大明神というらしい。 そのまま朱色の橋を渡り、森戸海岸に入る。 突きあ…

葉山の海が美しい 鎌倉~葉山その3

峠のようなカーブと勾配を歩く。 いつの間にか披露山を登っていた。 この時はまだ、山歩きは頭になかったので面食らってしまった。 汗を拭う。 このあたりは日本有数の高級住宅地なのだとか。 頂上の披露山公園で一休みをしてから、逗子海岸方面へ下る。 誰…

富士と江の島 鎌倉~葉山その2

しゃがみ込んでは時々、打ち上げられた海藻に触った。 さらさら流れる砂に反射して、日差しが心地よい。 波を縫うように犬の散歩をする人、走る人。 歩幅は波のリズムが決めた。 いったん行き止まり、134号に出る。 逗子に抜けるにはトンネルを通らなければ…

いざ鎌倉 鎌倉~葉山その1

鎌倉には朝、六時半ごろに着いた。 体を温めようとすぐに歩きだす。 由比ヶ浜へと向かう。 いつぞやと違い、穏やかな潮風だった。 いまから三浦半島一周、歩き旅を始める。 急にどうしたと言われても、理由はまだ無い。 ゴールは横須賀どぶ板通り。 できる限…